【小学生の紫外線対策】子どもに最適な日焼け止めの選び方と使い方|SPFやPAの意味も解説

子育て

夏になると気になるのが、強い日差しと紫外線。
「うちの子、外で遊ぶ時間も多いし、肌が弱いから心配…」そんな保護者の方も多いのではないでしょうか。

特に小学生は、登校から下校までの間に長時間屋外にいることも多く、肌へのダメージは想像以上です。
この記事では、小学生の子どもに使う日焼け止めについて「選び方」「塗り方」「継続するための工夫」などを詳しく解説します。

なぜ子どもに日焼け止めが必要なの?

大人より肌が薄く、バリア機能が未熟な子どもの肌は、紫外線のダメージをダイレクトに受けやすいのが特徴です。

子どもの頃に強い紫外線を浴びすぎると、将来的にシミや皮膚疾患のリスクが高まると言われています。

また、学校生活では以下のようなシーンで長時間紫外線にさらされがちです。

  • 登下校中(特に夏は朝から強い日差し)
  • 体育や外遊び
  • プールや運動会の練習

SPFとPAの意味とは?日焼け止めの数値を正しく理解しよう

SPFとは?

SPFは「Sun Protection Factor(サンプロテクションファクター)」の略で、紫外線B波(UVB)をどのくらいの時間防げるかを示す数値です。UVBは肌を赤く炎症させたり、シミやそばかすの原因となる紫外線です。

一般的に、SPF1で約20分間、紫外線から肌を守る効果があるとされています。
つまり、SPF50の場合は「50 × 20分 = 約1000分(約16時間40分)」の効果が理論上あります。

ただしこれは、汗や摩擦でまったく落ちない状態での理想値。実際の生活では、時間とともに効果は落ちていきます。
そのため、学校で塗り直しができない子には「SPF50」のような高い数値のものが安心です。

PAとは?

PAは「Protection Grade of UVA」の略で、紫外線A波(UVA)を防ぐ強さを表す指標です。UVAは肌の奥まで届いて、シワやたるみなどの「光老化」の原因となります。

PAは「+」の数で強さが表され、以下のようになっています。

  • PA+:UVA防御効果がある
  • PA++:かなりある
  • PA+++:非常に高い効果
  • PA++++:極めて高い効果

小学生の通学や外遊びには、PA+++以上がおすすめです。

朝塗って下校まで落ちない日焼け止めを選ぶコツ

朝、家でしっかり塗っても、体育や外遊び、汗などで日焼け止めは少しずつ落ちてしまいます。

おすすめは「ウォータープルーフ」タイプ

ウォータープルーフ(日焼け止めが汗・水に強い処方)のものを選ぶと、落ちにくく長時間効果をキープできます。

  • 汗や水に強く、持続性が高い
  • 体育やプール授業でも安心
  • 塗り直しできない日でも効果を維持しやすい

ただし、大人用の強すぎる処方は避けて石けんで落とせる子ども用ウォータープルーフを選びましょう。

日焼け止めを学校に持たせられないときの対策

本来ならこまめな塗り直しが理想ですが、多くの学校では日焼け止めの持ち込みが禁止されていたり、子ども自身で塗るのが難しいことも。

その場合は、以下の対策がおすすめです。

  • 朝にしっかりたっぷり塗る
  • 高SPF・高PAの製品を使う
  • ラッシュガードや長袖シャツで肌を守る
  • 帽子や日傘(可能であれば)を使う

朝3分でできる!子どもへの日焼け止めの塗り方

  1. 顔全体にムラなく塗る(鼻・頬骨は厚めに)
  2. 耳の裏、首筋、腕、足など露出部分も忘れずに
  3. 帽子や衣服で擦れそうな部分は2度塗り
  4. 最後に手を洗ってあげる(顔を触る癖のある子も多いため)

子ども用日焼け止めを選ぶときのポイント

  • 無香料・無着色・アルコールフリー:敏感肌にやさしい
  • 石けんで落とせる:毎日使っても安心
  • サラサラでベタつかない:子どもが嫌がらない
  • スプレーやミルクタイプ:塗りやすく、時短にも

まとめ:親子で楽しく紫外線対策を

日焼け止めは「夏だけ」「レジャーのときだけ」ではなく、毎日の習慣として取り入れることが大切です。

歯磨きや朝の支度の一部として「今日も日焼け止め塗ろうね」と声をかければ、子ども自身も自然と意識するようになります。

未来の肌の健康を守るために、無理なく・楽しく紫外線対策を続けていきましょう。


この記事のポイント

  • 小学生は肌が敏感で紫外線に弱い
  • SPFは「時間の目安」、SPF50は約16時間効果あり(理論上)
  • PA+++以上でUVAもカット
  • ウォータープルーフで長時間持続
  • 朝の一塗りが超重要!

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