えっ、線路に入るのってそんなにヤバいの?
たまーにニュースやSNSで「線路内に入ってしまった人」って見かけませんか?
例えば、撮り鉄の人が「ベストショット撮りたくてつい…」とか、子どもがふざけて入っちゃったりとか。
でも実はこれ、法律的にかなりマズいんです。笑えないレベル。
今回は、「線路に立ち入ったらどうなるのか?」ってテーマで、できるだけわかりやすく書いてみました!
線路って、入っちゃいけない場所なんだよ?
当たり前なんだけど、線路内=立ち入り禁止エリアです。
特別な許可(鉄道会社の作業員とか)を持ってる人以外が入ると、アウト。
それだけで「鉄道営業法」という法律にひっかかります。
■ 鉄道営業法 第37条
許可なく線路内に立ち入ったら、「科料」っていう罰則を受ける可能性があります。
額は小さいけど(1万円未満の罰金)、「前科扱いになることもある」って聞いたらドキッとしませんか?
さらにヤバい罪に発展することも…
ただ立ち入っただけで済まないこともあります。
電車が止まったり、ダイヤが乱れたり、事故が起きそうになったら…?
■ 往来危険罪(おうらいきけんざい)
人やモノが線路に侵入して電車の安全を妨げる行為。
2年以上の懲役刑になることも。かなり重いです。
■ 威力業務妨害罪
電車の運行を妨げたり、駅員さんを困らせた場合などに適用。
懲役3年以下 or 罰金50万円以下と、なかなかの重さ。
■ 過失往来危険罪
「わざとじゃなかったんですぅ…」って言っても、過失であればこれに該当することも。
30万円以下の罰金で済むこともありますが、ケースバイケースです。
新幹線はさらにヤバい!
在来線だけでなく、新幹線の線路に入っちゃったら、もっと厳しいルールが待ってます。
「新幹線特例法」という法律で、懲役1年以下 or 罰金5万円以下が科される場合も。
新幹線はスピードが全然違うし、事故になったら取り返しがつかないので、法律も厳しいんです。
で、一番コワいのが「損害賠償」
法律違反だけじゃなくて、もうひとつ怖いのが民事の損害賠償。
もし自分が原因で電車が止まったら、そのせいで:
- 車両の運行が遅れた
- 振替輸送が必要になった
- 乗客への払い戻しが発生した
…なんてことがあれば、数百万円〜1000万円以上の損害賠償を請求されることもあるんです。
実際、過去には「700万円以上」の賠償を求められたケースもありました。
実際にあった事例
- 撮り鉄が線路内に侵入 → 90分以上のダイヤ乱れ → 威力業務妨害で書類送検
- 中学生が線路に入ってふざける → 鉄道営業法違反で家庭裁判所に
- 通勤ラッシュ時に線路立ち入り → 会社に遅刻した乗客から苦情殺到
「ちょっとした悪ふざけ」では済まないって、伝わってきますよね…。
結論:線路は絶対、入っちゃダメ!
一言でまとめると:
線路に入る=命の危険+人生詰む可能性アリ
罰金も怖いし、前科もイヤだし、賠償なんてムリムリムリ!
だからこそ、SNS映えとか、ふざけ心とかで近づいちゃダメなんです。
「誰にも迷惑かけてないから大丈夫」なんて思ってると、本当に取り返しがつかないことに。
子どもにもぜひ伝えてほしい!
特に、小学生・中学生って「ちょっと入ってみたい」って気持ち出ちゃう時期。
親がちゃんと伝えてあげないと、好奇心が罪になることもあるんです。
学校や家庭で「線路に入るのがどれだけ危険か」って話、ぜひしてみてください。
まとめ
- 鉄道営業法違反→ 科料(1万円未満)
- 往来危険罪→ 懲役2年以上
- 威力業務妨害→ 懲役3年 or 罰金50万円
- 新幹線線路侵入→ 懲役1年 or 罰金5万円
- 損害賠償→ 数百万円〜1000万円以上もあり得る
ちょっとした一歩が、命にも人生にも大ダメージ。
「入らない・入らせない」意識、大事にしましょう!
最後まで読んでくれてありがとう😊
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